今回は、このようなお悩みにお答えします。
私も、保育士(公務員)をしていたので、SNSに顔写真を載せるどころか、”いいね”を押すことにすら抵抗がありました。
実は、顔出しするかどうかについての正解はありません。顔出ししていても、いなくても、コーチとして活動している方はたくさんいます。
この記事では、それぞれのメリット・デメリットを挙げた上で、SNSのアイコン(プロフィール写真)を決める上でのポイントをお話しますね。

大切なのは、顔出しするかどうかよりも、ポイントを押さえておくこと♪
顔写真とイラストのメリット・デメリット
今まで、SNSに顔写真を載せたことがない、発信をしたことがない方にとっては、自分の写真を載せることに抵抗を感じる方も多いですよね。
まずは、アイコンを顔写真とイラストにする場合、それぞれの基本的なメリット・デメリットについて見ていきましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
顔写真 | ・信頼感が高まる ・親近感がわく ・安心感につながる ・プロ意識を感じられる | ・プライバシーやセキュリティが心配 ・写真によっては、印象が悪くなる ・実物と写真であまりに差が大きいと、 対面したときにマイナスな印象を与えてしまうことも |
イラスト | ・プライバシーやセキュリティが安心 ・キャラクターやイメージカラーが伝わる ・身近な人にも、身バレせずに活動もできる ・売れたら、唯一無二の強みにもなる | ・怪しい(笑) ・信頼感や安心感を得にくい ・写真以外で、雰囲気や人柄を伝えることが求められる |
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どっちにも、メリット・デメリットがあるから悩みます~!

「実名orペンネーム」でビジネスをするかどうかも、似たようなことが言えますね。
これらのメリット・デメリットは、あくまで基本なので、すべてが当てはまらないこともあります。
例えば、顔写真を載せたとしても、あまりに散らかっている部屋で撮影した写真だと、どうでしょうか?
せっかく顔出ししても、清潔感を感じられず、信頼感が下がってしまいますよね。
反対に、ユーモアあふれるイラストを用意して、言葉遣いも個性を発揮することで、個性的なキャラクターを設計できることもあります。
どちらを選ぶとしても、役割をしっかり考えて決めることが大切です。
SNSのアイコンの役割
では、ここからはSNSのアイコンの役割を3つの視点から考えてみましょう。
プロ意識
コーチングで起業してビジネスをしていくのであれば、SNSや発信をプロとして、ビジネスで活用していきますよね。
活動していくときに、お店で例えると看板のような役割を果たすのが、SNSのアイコンです。
初めましての方と出会うと、会った瞬間は外見だけで色んな印象を感じますよね。
顔写真を選ぶのであれば、家族や友だちと一緒に写っている写真だと、誰が本人なのか分からず、ビジネスをしているとは思えないもの。
一人の写真だとしても、あまりに素人感や生活感が出ていると、ビジネスへの真剣度も低いように感じられて、もったいないですよね。
一方で、にっこり笑った誠実な印象を与えられるイラストだと、顔写真でなくても、良い印象を持つ可能性は上がるかもしれません。
顔写真でも、イラストでも、ビジネスに対するプロ意識を感じられるかどうか。
お金をいただいてセッションを提供していくのであれば、アイコンを決める役割として「プロ意識」を感じられるか?は、大切な視点です。

自分がコーチを選ぶとしたら、「どんなアイコンの人がいいかな?」クライアント視点でも考えてみましょう♪
パーソナリティ
アイコンのもう一つの役割は、パーソナリティを伝えられることです。
ブログなど文字で発信していると、どうしても言葉・文章が与える印象が大きくなります。
でも、人柄や想いは、言葉以外で感じることが大半を占めます。
例えば、ブログを読む前に「優しそうな笑顔の人だな~」と感じたら、優しい雰囲気を期待してブログを読み始めるもの。
イラストが個性的で、ユーモアに溢れていると、言葉遣いが独特でだと、クスッと笑いながら親しみを持って発信を見られるかもしれません。
動画配信や音声配信は、言葉を話している本人のパーソナリティが文字よりも何倍も伝わりやすいと言われています。
言葉以外の情報をどうやって届けていくのか。
文章メインで発信していくのか、動画を活用していくのか。
何で発信するとしても、パーソナリティの伝え方は大切に考えていきましょう。
「何を」買うかよりも、「誰から」買うかで選ばれる時代だからこそ、特に大切ですね。
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確かに「どんな人なのか、どんな人柄や雰囲気の人なのか」クライアントとしてコーチを選ぶときに一番気になるポイントかも!
世界観
「世界観」と聞くと、どんなことをイメージされますか?
例えば、私の発信は、グリーンやベージュを基本として、葉っぱなどナチュラルな雰囲気を大切にしています。
理由としては、親しみやすさを感じながらも、誠実さ、やわらかさ、知性なども感じてほしいという想いを込めています。
その想いと重なるアイコンとして、今の写真を選んでいます。
この記事を読み始めるときに、一番上の画像やフォントを見ただけで、自分が好きな雰囲気だな~と感じる人もいれば、パッ!と見た印象だけで読みたくない人もいるかもしれません。
それが世界観として与える印象です。
もし、このサイトがピンクをたくさん使っていると、もっと女性らしさを感じられるでしょう。
もっとキリッ!とキャリアウーマンみたいな印象を出したければ、シックなネイビーやブラックにすることも考えるかもしれません。
それに合わせたアイコンを考えていくと、写真やイラストも選びやすくなりますし、統一感も出ますね。

身近な人に、自分のイメージを聞いてみることで、見えてくることもあります。私は「親しみやすい」「ナチュラルなイメージ」と言われることが多くて、今に至ります♪
私が顔出しをして得られたこと
色んなポイントをお話しましたが、いかがだったでしょうか?
最後に私自身の経験を少しお話させてください。
2017年に起業した私は、元保育士なので、顔写真をSNSに載せることにかなり抵抗がありました。
でも、周りに顔写真を出していない人が当時はいなくて、イラストの選択肢はなかったんですね。
プロに撮影してもらって、勇気を出して載せて発信を始めることにしました。
すると、驚くことに、お客様から写真についての声を聞くことが増え始めました。
「写真を見て、安心して相談できそうだなって思って。」
「写真からも、元保育士さんという感じがして、親しみやすい印象を持ったんです。」
私は、目が一重で細くて、鼻も低くて、顔にコンプレックスしかありませんでした。
でも、”この顔だから感じてもらえる印象や雰囲気、パーソナリティがあるんだ!”と気づき、初めて外見に対する自己肯定感が上がる体験をしました。

私は、顔写真を載せることによって、自分の人柄や雰囲気、パーソナリティや世界観をつくることを助けてもらっている感覚があります。
文字だけ、文章だけで伝えるのではなく、言葉以外の部分を写真が伝えてくれている感じです。
このように、アイコンは、自分の言葉と一緒に「わたし」を伝えていく”相棒”のようなもの。
顔出しするかどうかを決めたい方は、メリット・デメリットや役割を考えた上で、「これでいこう!」と自分が思えるものを考えてみてください。

せっかくなら、アイコンと二人三脚で「自分らしさ」を伝えていく発信をしていきましょう~!
コーチングで起業したいけど、SNSに顔出しすることは必須なのかな?
SNSに抵抗が大きくて、アイコンを顔写真にするか迷っています。