理想のお客様「ペルソナ」を設定するポイント

ペルソナを考えているんですが、ワーママか専業主婦か、迷って絞れなくて悩んでいます。

今回は、このお悩みにお答えしますね。

ビジネスをするなら、「理想のお客様(ペルソナ)を明確にしましょう」と聞いたことがある方も多いと思います。

私も、ペルソナを何度も考えて「一人に決めなきゃ…」と焦っていたことがあります。

でも、明確にする際は、「ワーママか、専業主婦か」のような属性の絞り方だけではありません。

なぜなら、ペルソナを設定することは、お客様を減らすことが目的ではなくて、お客様本人も気づいていない悩みにアプローチできるかどうかが大事だからです。

この記事では、よくいただく「ペルソナ設定のコツ」について解説していきますね。

かおり

「ペルソナ設定が大事」だから明確にするのではなくて、「なぜ大事なのか?」を自分で理解して納得感を持って、ビジネスをすることが大切です。

理想のお客様「ペルソナ」を明確にする理由

そもそも、ビジネスで商品サービスを提供するときに、なぜペルソナと呼ばれる理想のお客様を明確にすることが大事なのでしょうか?

理由は、個人でビジネスをする場合は、大企業とは考え方を変えることが必要だからです。

「すべての人に届けたい!」「一人でも多くの人に届けたい!」と言えるのは、大企業のように多大な広告宣伝費をかけられて、多くの方に商品サービスを届けられるくらい社員や従業員がいる場合は、可能です。

一方で、個人でビジネスをする場合は、無料で使えるSNSやITツールに、数千円の課金が生じただけでも、躊躇する場合もあるくらい、有料の広告なんて最初の売上が上がらないうちは不安ですよね。

仮に、多くの方からお申込みをいただいたとしても、個人が提供できる人数は、大企業とは比べものにならないくらい、とても少ないです。

だからこそ、大企業が届けられないくらい、ニッチな悩みにアプローチできるようなペルソナを設定することによって、あなたが本当に届けたいお客様に商品サービスを届けることが叶うのです。

「セッション実績〇時間」に憧れますが、冷静に考えたら、1ヶ月でセッションできる人数も、個人の場合は限られますよね。

かおり

仮に、一か月で新規のお客様が10人増えるだけでも、コーチの場合は、セッション以外の事務作業なども考えると、毎月10人増えると自己犠牲な働き方になりかねないですよね。

ワーママにも、専業主婦にも商品サービスを届けたい理由は?

「いざ、ペルソナを明確にしよう!」と思っても、ワーママにも、専業主婦にも届けたいと思ってしまう場合は、どちらかをあきらめた方が届きやすいということですか?

このお悩みは、本当によくご質問いただきます。

結論をお伝えすると、「どっちかにしないと!」と無理に決めることは、オススメしません。

なぜなら、ペルソナ設定の方法は、ワーママか、専業主婦かの属性で分ける方法が全てではありません。

迷うときこそ、視点を変えてみる

例えば、なぜワーママか、専業主婦かで迷うのか考えてみましょう。

まず、仕事をしているかどうか、働いているかどうかが大きな違いの一つですよね。

ワーママ働いている
専業主婦働いていない

さらに、別の視点から見つめてみると、子どもがいるかいないかも見えてきます。

ワーママ働いている子どもがいる
専業主婦働いていない子どもがいる場合も、いない場合もある

ワーママは、「ママ」なので、子どもがいる方のことですが、専業主婦は、子どもがいるかどうかは人それぞれですよね。

あなたが商品サービスを届けたい方は、子どもがいるのか、いないのか。子どもを授かりたいと思っているのか、子育てを終えているのか、パートナーである夫と2人暮らしなのか?

視点を変えたり、視座を上げて俯瞰してみると、専業主婦でも、色んな方がイメージできます。

かおり

このように考えると、「ワーママにも、専業主婦にも商品サービスを届けたい」とおっしゃる方すべての方が同じ悩みにアプローチしたいとも限らないことが見えてきますよね。

意識できていない悩み

色んな方をイメージしたところで、「なぜ、ワーママにも専業主婦にも、商品サービスを届けたい気持ちがあるんだろう?」と考えてみることが大切。

仕事をしているかどうか、子どもがいるかにフォーカスを当てよりも。

・仕事や子育て、家事の時間以外で、母でも妻でもない自分の時間がほしい

・パートナーである夫と、話し合いができる関係になりたいのに、いつからかうまく気持ちを伝えられない

などの悩みにアプローチをしたい場合も考えられますよね。

確かに!表面的な悩みの、さらに一歩奥を考えてみる感じですね!

人は、自分が何に悩んでいるのか、本人も気づいていないものです。

日々、なんとなくモヤモヤすることはあるものの、「仕事忙しいな。」「自分の時間がほしいな。」など、表面的なことしか意識できていません。

悩みの奥では「何を求めているのか?」までは、考える時間がなかったり、考えても一人ではたどり着けなかったりするからです。

だからこそ、商品サービスを提供する側の私たちは、お客様が何に悩んでいて、どんな理想の未来を手に入れたいのか。

お客様以上にお客様のことを知っておくことが大切なのです。

かおり

片付けに悩んでいるときって、実は仕事に対するモヤモヤの表れだったり、料理が上手になりたいときって、パートナーシップを改善したい気持ちが隠れていたり、自分のことって本当に分からないものですよね。

ペルソナ設定のコツ

以前の私は、「ペルソナはたった一人に絞ることが大事!」と思い込んで、「ワーママか、専業主婦かで迷うなら、どっちかにするべき」と勘違いしていました。

でも、大事なことは、「ワーママか、専業主婦か」のどっちにするか決めるよりも、どんな「悩み」を解決するのか?を明確にすることが一番大事です。

なぜなら、ペルソナ設定は、お客様を減らすためではなくて、本当の悩みにアプローチすることで、そこに響くお客様に「買いたい!」と思ってもらうことが大切だからです。

ビジネスの目的は、お客様の問題解決。

お客様が何に困っていて、何に悩んでいて、どんな未来を手に入れたいのか。しっかり見つめて「絞る」というよりは、「明確」にしていきましょう^^

だから、無理に「ワーママか、専業主婦か」に絞るのではなくて。確信を持って「こんな悩みの方に届けたい!」と腑に落とすことが大切なんですね!

商品サービスを届けるために

お客様がお金を払って、商品サービスを買うときは、商品サービス自体が欲しい訳ではありません。

コーチングやカウンセリング、片づけサポートが欲しくて買っていないんです。

お客様が欲しいのは、商品サービスを買うことによって得られる未来

理想の未来を実現することが目的で、コーチングなどは、目的を達成するための手段に過ぎません。

だからこそ、コーチングなどの商品サービスの内容を考えるよりも前に、「お客様が悩んでいることは、なんだろう?」「どんな未来を実現したいんだろう?」

私のクライアントさんたちには、「ここまでやるの!?」とツッコミたくなるくらい、徹底的にペルソナ設定のワークをしていただいています。(笑)

でも実は、自ら時間をかけて、何度も深掘りされる方が多いんです。

最初は、「ペルソナ設定が大事だから」という気持ちで始めたとしても、だんだんマインドが変わっていくからかな?と感じています。

「お客様は、本当は何に悩んでいるんだろう?」「どんな未来を実現したいんだろう?」「お客様の本当に実現したい未来をサポートできる商品サービスをつくりたい!!」
この熱い気持ちをカタチにしていくプロセスが私も大好きです。

ペルソナ設定は、数日考えてすぐにできる!というものではありませんが、だからこそしっかり向き合うと初めて見えてくることがあります。

もっと向き合い方は、無料メール講座もオススメです^^

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