一番最初に考えてほしい!コーチング起業で、一番大切なこと

コーチングで起業したい!まず、最初に考えることは何ですか?

コーチングを仕事にして、安定した売上を上げていきたいと言う方は、多いですよね。

でも、コーチング起業で一番最初に考えてほしいことは、「どんな強みを活かすのか、どんな特徴のあるセッションをするのか」ではありません。

結論を先に言うと、「なぜ起業したいのか」「なぜコーチングを仕事にしたいのか」、「なぜ(WHY)」を明確にすることです。

そんなことよりも、「集客やセールスのことをしっかり考えた方がいいのでは!?」と思われるかもしれません。

でも。

かおり

私のコンサルティングでは、「なぜ起業したいのか」「なぜコーチングで起業したいのか」について、かなり深く掘り下げていきます。

「なぜ(WHY)」を考えることは、コーチング起業においてとても大切、というか必須ともいえるからです。

その理由を3つお話しますね。

「なぜ(WHY)」を考える理由

人は「WHY」に心を動かされる

人は、”「何(WHAT)」ではなく「なぜ(WHY)」に心を動かされる”と言っている有名な方がいます。

「WHYから始めよう」著者サイモン・シネック氏です。

一般的に起業しよう!と考えるとき、「何を(WHAT)」「どのように(HOW)」売るかを先に考えがち。

コーチングを仕事にしたいときも、コーチングはどうやったらビジネスにできるのかな?

どうやったら生計を立てられるのかな?と考えたくなりますよね。

でも、Apple社など人を動かす偉大な企業や人は、最初に「なぜ(WHY)」を考えて行動しているのです。

私自身を振り返っても、通っている美容師さんがお店を始めた理由に共感するように、「何を」しているかよりも「なぜ」に心を動かされて通っているんだなぁと感じています^^

参考動画

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか

ビジネスを始める上でのモチベーションになる

ビジネスを始めると、思い通りにいかないことがどうしても起こります。

どの仕事をしていても当たり前ですよね。

一生懸命だからこそ、落ち込んだり、立ち止まったりすることはあるもの。

そんなとき、「なぜ起業したいのか」「なぜコーチングで起業したいのか」が明確になっていると、失敗を原動力にしながら立ち上がって行動していくモチベーションになります。

反対に、明確になっていないと「自分は、コーチなんて向いていないのでは…」「そもそも起業なんて難しいよね…」

うまくいかない理由探しを始めてしまい、続けることが難しくなることも。

誰かに喜ばれるとか、お金がいただけること以外の内発的な動機こそ、「なぜ(WHY)」を考えてることで明確にすることができるのです。

内発的な動機…。じっくり考えたことって、ないかもしれない!

他のコーチとの差別化になる

「他のコーチと差別化できない」「経験豊富なコーチを見ると、自分なんて…と比べて落ち込んでしまう」というご相談をよく受けます。

私も比べて落ち込んだ経験は、山ほどあるので、本当に分かります…。つらいですよね。

比べてしまう理由も、実は「なぜ(WHY)」が言語化できていないことが大きな原因の一つです。

コーチは数えきれないほどいますが、「なぜコーチングを仕事にしたいのか」の理由は、唯一無二。

誰一人として同じ人はいません。

コーチングは特に「何を」買うか、よりも、「誰から」買うかが重視されます。

どんな想いで起業して、どんな想いでコーチングを提供しているのか。

ここを言語化して、世界観として表現することが「自分らしさ」につながります。

他のコーチと比べられない「自分らしさ」を自分が知っておくことで、必要以上に比較して落ち込むこととも減っていくもの。

かおり

人の心は、「WHY」を根っこにしたストーリーに心が動かされるんです!

私の「WHY」

私は、人生において「時間」が本当に大切だと思っています。

正確には、「どんな時間を過ごすか」ということ。

28歳のときに、余命1ヶ月で父を亡くして、

命の時間って限られているんだなぁ!と実感したことが転機でした。

だからこそ、ビジネスでも「売上を上げる」ことだけ叶えても、幸せだと思えなくて。

自己犠牲ではなく、自分を満たす働き方で。

等身大の自分らしくビジネスをすることが、私は欠かせないんです。

とは言え、いくら自分を満たす働き方でも、等身大の自分らしさを発揮できたとしても、

売上がないと続けられないので、売上も大切。

だからこそ、私の活動のベースには、2つの要素があります。

・等身大の「自分らしさ」を最大限活かすこと

・集客を売上につながる仕組みをつくること

「なぜ、起業したいのか?」を掘り下げて見つかった私の大切な使命でもあります。

「なぜ(WHY)」を考えると気づくこと

コーチングを買うクライアントさんが得たいことは、「コーチングを受ける」ことではありません。

お金を払って、時間をつくって「得たい未来」があるんですよね。クライアントさんの得たい未来を実現する一つの手段がコーチングなのです。

「なぜ(WHY)」を考えると、もしかしたら起業したい手段は、コーチングではないことに気付くこともあるかもしれません。

「なに(WHAT)」から考えていたら、気づかなかったかもしれません。だからこそ、一番最初に考えること。

ビジネスに息詰まったときにも、必ず立ち返ることが「なぜ(WHY)」です。

ぜひ、じっくりと時間を取って考えてみてください^^

「なぜ(WHY)」に立ち返ることは、ビジネスの原点に立ち返ること。何事も迷ったときこそ、「WHY」を考えてみましょう。

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