資格を持っていたとしても、初めてコーチングを売る場合は、抵抗感を感じることがありますよね。
私も、初めてお客様からお金をいただいた2017年は、ドキドキしたことを今でも覚えています。
実は、コーチングの質を高める最初の一歩は、テストマーケティングが大切。
テストマーケティングとは、いわゆるモニターとして協力していただくことです。
この記事では、なぜテストマーケティングがコーチングの質を高めるために必要なのか?についてお話します。

クライアントさんと誠実に向き合いたいコーチこそ、モニターは大切!
初めてコーチングを売るときの不安
初めてコーチングや商品を売るとき、お金をいただく抵抗を感じることがありますよね。
・実績のない自分が、お金をいただいていいのかな?
・自分で価格を決める経験がなくて、不安
・クライアントさんに、本当に成果が出るのかな?
過去の私も同じ気持ちを感じていました。でも、私はこの抵抗感は、とても大切だと思っています。なぜなら、抵抗感を感じるのは、誠実にお客様と向き合う気持ちを持っていることの証でもあるからです。
・お客様に喜んでほしい、役に立ちたい
・自分にお願いして良かったと思ってほしい
・成果を体感してほしい
・叶えたい未来を実現してほしい
まずは、「抵抗感を感じてはいけない」とは思わずに、根底にはお客様のことを真剣に考えているからこそ、出てくる感情なんだと受け止めてあげてくださいね。
テストマーケティングの効果
とは言え、ずっと抵抗感を感じていても、売ることができません。(笑)
過去の私のように完璧主義な人は、いつまでも「もっと良くするためには!?」と終わりのない思考スープにはまりがちです。
でも、はっきりとお伝えします。
より良いコーチングは、実際に体験していただいて、フィードバックをいただいくことで、何百倍もより良くなります。
企業も、サンプル商品をつくって、何度も色んな方に試してもらってから本リリースしていますよね。
でも、コーチや個人起業家は、企業のように多額なお金を発売前に投資することは、現実的ではありません。
だからこそ、モニター価格として、試してみたい方に協力してもらいながら、ブラッシュアップしていくのです。
ここでよく考えていただきたいのですが、コーチングが、「完成」して、まったく何も変えないことは何年経ってもありません。
大企業の売っているお菓子を見ても、パッケージや味など、日に日にリニューアルされ続けていますよね。
お客様と真摯に向き合っている限り、より良くリニューアルしたり、ブラッシュアップしていくことは、永遠に続くのです。
お客様に一番良いものを提供しようとする姿勢で、ビジネスを続けていくこと、それがやりがいにもつながっていきます。

確かに、料理でもマッサージでも、実際に実践することでスキルは上がっていきますよね!

最初のモニター募集できるどうかは、スキルよりも、どんなマインドを持っているかが8割を決めます。勇気を出せるかどうかが決め手♩
モニター募集のポイント
無料か、有料か
モニター価格は、有料で提供することを”強く”おすすめしています。
なぜ、「強く」を強調しているのか(笑)、お話しますね。
あなたは、無料でコーチングを受けたこと、提供したことはありますか?
もしくは、無料のセミナーなどに参加したことを思い出していただいても構いません。
無料でサービスを受けるよりも、有料で受ける方が圧倒的にコミットメントが高まります。
人は、1,000円払うと、1,000円の価値を受け取ろうとしますし、1万円払うと、1万円の価値を受け取ろうとします。
もし、3万円のディナーに招待されたら、500円の定食ランチを食べるときの気持ちとは、まったく違う気持ちがきますよね。
定食は定食の良さがありますが、3万円のディナーでは、ゆっくりとひとくちずつ丁寧に味わって楽しみたい!と思うはずです。
いずれ有料で提供していきたい気持ちがあるのなら、あなた自身のコミットメントを高めるためにも、有料モニターを募集してみましょう。
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無料のイベントは、お申込みしたのに参加しなかった…なんてことも起こりがちですよね。
実績は買いに行く気持ちで
「有料で提供したことがないから、いくらに設定したらいいのか分からない」
そんなときは、いずれ売っていきたいと思っている価格をまずは決めましょう。
1セッション1万円なら、モニター価格はいくらが良いと思いますか?
実は、明確な答えはありません。コーチであるあなたと、クライアントが同意をしていればいくらでも構わないのです。
ちなみに私は、一番最初のモニター価格は、1セッション5,000円で募集しました。
その後、10万円以上の高額商品をつくったときは、クライアントさんにいくらがいいか聞いて、お互いに納得する価格を決めたこともあります。
最初は、利益よりも、実績を重ねることが大切。
モニター価格で提供するからこそ、アンケートをお願いしたり、フィードバックをいただいたり、モニター期間だからできることをフルコミットすることでセッション力も育っていくのです。

モニター価格をクライアントさんと相談するプロセス自体も、ビジネスをしていく上での学びにつながりますよね。
期間や人数を決める
モニター価格で提供するときのポイントは、期間や人数を決めることです。
いつまでもモニター価格で提供していたら、キリがありません。
「スキルを上げたい」と思う気持ちは、ずっと続くからです。自分にケジメをつけるためにも、モニター価格で提供する機関や人数はしっかりと決めておきましょう。
モニターになってくださったお客様にも誠意を示すことにもつながります。
「質を高める」とは
コーチングに限らず、質を高めたい気持ちは、色んなことで沸き上がってきますよね。
例えば、ブログやSNS発信。ただ量をこなすのではなく、質の良いものを発信したいと私も思います。
発信も、コーチングも、市場に出してみて初めて気づくことは数えきれません。
どれだけ本を読んでも、学びを深めても、実践しない限りスキルとして身につくことはないからです。
焦りすぎず、確実に。目の前のクライアントさんと真摯に向き合うこと。
魔法のような質の高め方を目指すのではなく、丁寧にコツコツと積み重ねていきましょう。
コーチングの質を高めないと、売れる自信がありません。どうしたら質を高めることができますか?