コーチングセッションの商品設計に必要なことはたくさんありますが、今回は商品設計の基本をお話しますね。
基本は、植物で例えると根っこの部分。
基本を押さえておくことは、すべてのベースです。
根っこがないのに花を咲かせようとしても、咲きませんよね。
この記事では、コーチングセッション商品設計の根っこの部分をお話します。

コーチングセッションが売れないとき、セッションスキルが未熟だからと思いがちですよね。実は、商品設計が大きく影響していることが大半です。
商品設計とは
商品設計とは、お客様が「ほしい」と思う商品を設計すること。
つまり、「お金を払って、あなたのコーチングを受けたい」とお申込みされるコーチングセッションを設計することです。
どれだけSNS発信やメルマガを頑張ったとしても、お申込みにつながったとしても。
コーチングセッションの中身が空っぽだと、お客様の理想の未来を実現することが難しくなってしまいますよね。
コーチングセッションの商品設計は、あなたのビジネスの核とも言えるくらい重要なのです。
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確かに、SNSでどれだけ素敵に見えても。一番大切なのは、セッションを受けたクライアントさんが効果を体感することですよね!
コーチングセッションの商品設計の基本
一言で言うと、「誰が、どうなるためのコーチングなのか」が言えること。これに尽きます。
「○○心理学」や「○○理論」を取り入れているとか、「幸せ」「人生が変わる」などのイメージの湧かない抽象的な言葉は、結局何も残りません。
お客様が知りたいことは、「で、私はどうなるの?」
シンプルに、ここが決め手なのです。
お客様は「コーチング」が欲しいのではありません。
コーチングによって得られる変化にお金を払っているのです。
コーチングで得られるゴールから設定すること、これが商品設計の基本です。

つまり、コーチングセッションの「コンセプト」を決めること。根っこになる部分です。
では、分かりやすく説明するために、コーチングのキャッチコピーを例を挙げてみますね。
例)ママになっても「かわいい」私でいたい!ママのための幸せダイエットコーチング
この場合、「ママ向け」なことは伝わりますが、ママだけだと対象者が広すぎて、結局ピンとくる人が少なくなってしまいがち。
「かわいい」「幸せ」という言葉も、どういうイメージなのかが伝わりにくいですね。
では、このように変更するといかがでしょうか?
例)産後太りは、1年以内に解消!ママだからこそ時短を活用!スキマ時間で叶えるダイエットコーチング
この場合は、「産後」に対象をしぼることで、「私のことだ!」と感じる度合いがグンと上がります。
「時短」「スキマ時間」を入れることで、キャッチコピーだけでも、短い時間で運動など何かしらするのかな?という想像はできますよね。
よく見かける「ライフコーチング」「パーソナルコーチング」なども、それだけではどんなセッションなのか、まったく想像できません。
お客様の「で、私はどうなるの?」を分かりやすく伝えることを意識することは必須です。
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ライフコーチングやパーソナルコーチングって、コーチングを学んでいるからイメージが湧くだけなのかも…。

ブランディングや実績もあるコーチなら構いませんが。いきなり同じことをしても「で、私はどうなるの?」が明確ではないと結局伝わらないですよね。
商品設計のために必要なこと
「誰が、どうなるためのコーチングなのか」が言えるためには、何が必要だと思いますか?
大きく分けて、3つあります。
・自分を知る
・お客様を知る
・市場を知る
自分がやりたいコーチングは、「子育てと仕事を両立したい女性を元気にしたい!」と思っていたとしても、「元気にしたい」だけではビジネスができないですよね。
大切なのは、お客様が何に悩んでいるのか、市場のどんなことにニーズがあるのか。
ビジネスの目的は、お客様の問題解決。
自分の強みや価値観を明確にしたあとは、ニーズがあるのかどうかをリサーチしない限り、求められているかどうかすら分からないのです。
例えば、「産後10日後からできるダイエット」をテーマにしたいと思った場合。
実際は、産後10日にダイエットなんてしている暇はないのが現実ですよね。
そんな時間があったら、1秒でも長く寝たい…というのが本音なはず。
この例は極端ですが、まったくリサーチもせずに自分の「やりたい」だけで走ることは、結局ビジネスがうまくいかない結果を招いてしまうのです。
私の例
私の場合は、「月30万円稼ぎたいコーチが、等身大のままで売れるコーチになる」を掲げてコンサルティングをしていますが、この一言で「伝わっている!」なんて思っていません。
コーチとして、一生懸命「伝えた」としても、お客様に「伝わる」かどうかは、操作できないから。
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がむしゃらに「伝えた」らいい訳じゃないですよね。お客様に「伝わる」を意識してみます!
だからこそ
・月30万円稼ぎたいコーチ向け
・らしさを活かしたセッションで差別化
:集客を売上につなげる仕組みづくり
などを切り口を変えて、繰り返し伝えているのです。

コンセプトは一回考えて終わり!ではなくて、市場での反応を見ながら、ブラッシュアップしていくことが大切です。
一生懸命伝えたら届く、とは言えないのがビジネスの現実。
だからこそ、「誰が、どうなるためのコーチングなのか」が一言で言えること。
「で、私はどうなるの?」を分かりやすく伝えられることを一番最初に取り組んでくださいね。
もっと詳しく商品設計について知りたい方は、無料メール講座で解説しています。
ぜひ、あなたの熱い想いをコーチングセッションの商品設計に活かしていきましょう!
コーチングセッションを提供するための商品設計って、何をしたらいいですか?