「押し売りしたくない」と思っているコーチは、多いですよね。
私も同じことを思っています。
実際は、「押し売りしない」ことを勘違いして受け身に捉えているケースが少なくありません。受け身になりすぎると、押し売りどころか、そもそも売っていないから売れないことが起きてしまいます。
この記事では、押し売りしないと思っているコーチにこそ、知っておいてほしい売り方を解説します。
押し売りしないとは
そもそも「押し売りしたくない」とは、具体的にどんなことを「したくない」のでしょうか?
まずは「コーチ目線で、したくないこと」を考えるよりも「お客様目線で、してほしくないこと」の方が考えやすいです。
順番に分けて考えてみましょう。
してほしくないこと(お客様目線)
自分がお客様の立場に立ったとき、どんな売り方をされると不快に感じますか?
私の場合は、、、
- 欲しいと思っていないものを「買いませんか?」と言われること
- 信頼していない人から、いきなりオススメされること
知らない人はもちろん、ほとんど接点がない人からDMなどで何かのご案内が届くことも、含みます。
要点は、2つ。
このどちらが欠けてしまっても、不快に感じやすくなりますね。
恋愛で例えると、初対面で良い雰囲気にもなっていないのに、いきなり告白されるのと一緒です。
いきなり告白されても、遊びなのかな?と不信感を抱かれてしまいますよね。(笑)
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私がしたくないのは、好意を持っていない人に告白すること!まさに、不信感を抱かれる押し売りはしたくありません!

どんな状態で告白されたら、付き合うことを考えるかと言うと、やっぱりベースには信頼関係は必須ですよね。
したくないこと(コーチ目線)
では、コーチ目線でしたくないことに置き換えてみましょう。
- 欲しいと思っていない「人」に売ること
- 欲しいと思っていない「商品」を売ること
- 「信頼」関係ができていない人に売ること
要点は、2つ。
この2つが揃えば、お申込みを検討する人が増えるということです。
「押し売りする」とは、「信頼関係のない人」に「欲しいと思っていないコーチング」を売ることなのです。

そっか!信頼関係が築けていない人、欲しいと思っているか分からない人に売ろうとするから、もやもやしていたんですね!

逆に言えば。信頼関係が築けていて、欲しいと思っている人に売る場合は、押し売りしているもどかしさなんて感じずに売ることができます。
「押し売りしない」を勘違いしているコーチの特徴
「押し売りしたくない」というコーチが、「売らない」行動をしてしまう裏には、理由があります。
自信がない
自分のコーチングに自信が持てない、売る経験が少ないから自信が持てない。
誰でも初めてのことに自信が持てないのは、当たり前です。
自信満々の新入社員がいたら、逆に心配になるくらいです。(笑)
でも、どれだけ悩んでいても、自信を持つことはできません。
自信が持てないからこそ、今できることをコツコツ積み重ねていくことで、経験が自信につながっていきます。
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クライアントさんにセッションを提供していくことでしか、自信は積み重ねられない。料理もスポーツも、一緒ですね。
導線が分かりずらい
押し売りしたくないコーチがやりがちなことは、お申込みまでの導線が分かりにくいこと。
ブログやSNSを見て「もっと知りたい!」と思ったのに、何もリンクが貼っていないと検討することすらできません。
いきなり「お問い合わせはDMまで」と書いてあっても、突然ダイレクトに送ることに抵抗を感じる人も少なくないからです。
興味を持ってくれた人には、メルマガやLINEに登録してもらうことが一番です。
興味を持った段階では、まだ信頼関係も築けていませんし、「どんな人かな?」と思っている状態です。
メルマガやLINEでしっかりと関係を築いていきましょう。
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オファーをしない
時々、「お申込みしてくれたらうれしいな♡」「良かったら、買ってね♪」のように、かなり受け身なコーチもいます。
私が、あえてはっきりお伝えしているのは、「良かったら買ってね」で売れる訳がありません。
この状態は、恋愛で例えると、5回もデートを重ねて、お互いに好意を持っていることが分かっているのに、どちらも告白をしないのと一緒です。
「来年も、一緒にここに来たいね」みたいな曖昧な言葉ばかり言われても。
付き合うのかはっきりせずに、もやもやして気持ちが冷めてしまうこともあるかもしれません。
もちろん、興味のない人、ほしいと思っていない人に売る必要はありません。
でも、明らかにほしいと思っていることが体験セッションなどで伝わってきたら、しっかりとオファー(提案)をしましょう。
恋愛でも、気持ちをストレートに伝えること、最後の一押しをすることで、付き合う決め手になることがあるのです。
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「良かったら買ってね」のスタンスの方が、押し売り感がないと思っていました。よく考えたら、セッションをしたい気持ちすら伝わっていなかったかも…。

興味のない人に伝える必要はないです。でも、ここぞというタイミングでは、「あなたにセッションが提供したい」と伝えることは誠実さの表れでもあります。
自信を持って売るとは
興味を持ってくれた方に「あなたと半年間一緒に進んでいきたいと思っています。」のように気持ちを伝えることは、押し売りではありません。
好きな人に告白するときは、勇気が必要なのと一緒で、ドキドキすることもあるかもしれません。
でも、告白を断る権利は相手がしっかりと持っています。
デートをしたからと言って、OKしないといけない理由なんてないですよね。
目の前のお客様にセッションを提供して、理想の未来を実現したいと思ったら。
相手に断る権利があることを踏まえた上で、まっすぐな気持ちを提案として伝えること。
必要以上に受け身になる必要はなく、むしろ主体的にお客様と向き合っていきましょう。
伝えなかったとしても、「良かったら買ってね」ではなくて、「本当にあなたに買ってほしいと思っています」という気持ちを持ってビジネスをしていくこと。
ビジネスは、マインド8割。非言語として、相手に伝わっていきます。
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コーチングのお申込みが入らなくて…。でも、押し売りはしたくないんです。でも、気持ちばかり焦っています。